為替相場の予測

外国為替市場の相場を予想するのは並大抵のことではありません。株や債券であればさまざまな要素を考慮してある程度の予測が立てられると思います。かつて、業界でも有名なある人物が「為替の予測など当たるはずがない」と言ったこともあるそうです。

たとえば、株なら利益の上昇による株価上昇というように、株価の上昇要因が説明できることが多いです。株価が上昇すれば配当金の増加も考えられます。債権も場合は景気が低迷すればデフレが進み、期待インフレ率が下がります。そして金利先安感が台頭し、債券価格が上昇します。しかし、為替の場合はレートの変動に、はっきりとした要因を探すことが難しいのです。

たとえば、貿易・財政赤字を理由にドルが売り込まれたとしましょう。しかし、米政府高官が「ドルは強いほうがいい」と一言発するだけで相場が変動する可能性があります。つまり、為替の相場は人為的なもので簡単に変わってしまうことがあるということです。また、中央銀行が市場介入に介入して相場流れを決めてしまうこともあります。言い換えると、外国為替市場は金融当局や政府要人の判断といった政治的な要因の影響を受けやすいということです。誤解を恐れず言えはH胴元の判断u で相場は上へも下へも動く性質があるということです。

ただし、必ずしも政治的要因が外貨の相場を動かすとは限りません。過去には理屈が政治的要因を打ち破ったこともあるそうです。だからこそ、為替相場の予測は難しいのです。

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