外国為替市場の概要

あなたは外国為替市場がどこにあるか知っていますか?実は、外国為替市場は目に見えるものではありません。築地市場など多くの卸売市場では、魚や野菜のセリが行われているのが普通です。株式市場では、昔は「場立ち」という人が売買の仲介をしていたそうです。このように多くの市場は目に見えるものですが、外国為替市場は通信端末を利用した見えない市場です。


為替取引の中心はインターバンク(銀行間)市場と呼ばれるもので、ニュースなどで伝えているレートも、インターバンク市場のものです。なお、取引単位は1本からですが、金額に換算するとドルベースなら100万ドルということです。このような大金がやりとりされている外国為替は、世界でも最も大きな市場といえるでしょう。


東京外国為替市場の参加者は銀行や証券会社などの各種金融機関、ブローカー(仲介業者) 、実際に輸出入を行っている商社、メーカーなどで構成されています。取引方法は、参加者同士で外貨を直接取引する「直取引」、ブローカーに取引相手を示してもらう「ブローカー取引」という二種類の取引方法がメジャーです。「対顧客相場」はインターバンク市場の仲値を基準に設定されているそうです。顧客が円を外貨に両替するとき、顧客が外貨を円に両替するときという二つのレートが設定されています。たとえるなら、インターバンクが卸売価格、対顧客レートは小売価格のようなものです。自分が見るべきレートを間違えないようにしましょう。