円高・円安の影響

外貨の為替でよく耳にするのが「円高」「円安」というフレーズだと思います。円高は1ドル110円が100円になったとき、円安は逆に120円になったときです。
たとえば、1万ドルの外車を購入しようとしたとします。レートが1ドル110円なら日本円だと110万円のクルマということになります。もし、レートが1ドル100円と円高になれば100万円。つまり、車の値段が10万円も安くなるということです。反対に、1ドル120円になれば車を買うためには120万円必要です。


為替と経済には、密接な関係があります。日本企業と為替の関係について説明していきます。


まずは、1ドル110円が100円と円高になった場合です。日本の製造業は輸出が中心であり、代表的なものだと電機や自動車などがあります。仮に、これらの企業が1億ドル輸出していたとします。日本円にすると110億円だった手取り金額は100億円に減少します。為替が変動しただけで10億円もの売上が減ってしまうということです。円高により輸出で得られる売上が減ってしまうと、販売単価を上げなければならないこともあるでしょう。そして、単価が上がれば海外企業との競争に負けてしまうかもしれません。日本の製造業にとって、円高は大きな問題なのです。


輸入に頼っている産業は支払いが少なくすむことになり、販売単価を抑えることができます。したがって、海外との価格競争にも対抗することができるでしょう。


このように、為替の変動は日本経済に大きな影響を与えているのです。